2019.4.29:2日目その3:ヤルカンド〜カルギリク(葉城)
さて、ヤルカンドからカルギリクに向かう吐和高速道路の途中で、公安の検査。
ウイグル族と外国人だけ降ろされて、検査されてるぽい。漢族はノーチェックか。
ここではパスポートチェックだけでなく、顔写真も撮られました。
これはお前か、と私の顔写真の横に表示された女性の顔写真を見せられる。
どうやら、似た人で、登録のある人を表示する仕組みらしい。が、全然似てない。「違うよ誰これ」と返すと、特にそれ以上はなし。
なんだろ、記者とか要注意人物の写真をなんらかの方法で手に入れてるんですかね。
私もこれで、要注意人物になるのか。うへえ。
「不好意思。請等一下(すみませんね。ちょっと待ってくださいね)」と、公安はここでも非常に丁寧。
しかし待たされます。同乗の皆さんに申し訳ない。
20〜30分くらいで終了。
ウイグル族の公安のお兄ちゃんがにっこり笑ってパスポート返してくれました。
笑顔が嘘くさい。怖いよう。
公安がいなさそうなとこで、こっそり検問の建物を撮ろうとしたら、運転手のにいちゃん(ウイグル)にあわてて「ダメだよ!」と言われました。
私が写真撮ることで、この方々に迷惑をかけるかもしれんのか。気をつけよう。
北京時間の21時。もうすぐカルギリク。
新疆時間ではまだ19時なので明るいんですが、これホータン着くの何時になるんだ?
もうカルギリクに泊まりたいけど、公安迎えに来てるて言うてたからなあ。融通効かなそうだなあ。
21時過ぎ、カルギリクのバスターミナルに到着。
あ、来たことないと思ってたけど、交通賓館に見覚えがある。きっと20年前に来たんだろうな、写真とろー。と思ったところで、こっちこっち、と公安のお姉さんに急かされる。
漢族かと思ったけどウイグル族だった。日本人にいそうなスッキリした顔。
「最後の車だよ。あんたを待ってたんだよ」と言われる。申し訳ないけど、でも私は頼んどらんよ。
「売店で食べ物買わんでもいい?」とお姉さん親切。
そういえば、昼前にミルクティー飲んだきりです。ヤルカンドでお昼食べようと思ってたから。
でも要らないす。どうせパサパサのパンか、カップラーメンしかないでしょう。
私には天津航空のビスケットと、莎車賓館の水があるのです。
また乗合タクシーに乗らされる。98元。高いな。
列車やバスならもっと安かったのに。
同乗の人たち、多分待たせたんでしょう。ごめんなさい。
しかし、出発前に、お姉さんと運転手が「ピーシャン(皮山)がなんちゃら」と、もめてます。
あれ、これ、ピーシャンまでしかいかねえんじゃないか?
もうちょい続く。