新疆旅行記

2019GWの新疆旅行記です

2019.5.1:4日目:ホータン〜ウルムチその2

ホータンバスターミナルを出た寝台バス。 30分かけて卵を積んで、13時にようやく出発。 30分ほど走ったところで、ウイグルのおじさんとおじいさんが乗り込んでくる。 良かった。1人じゃなかった。

憎っくき公安検査場。バスの中から隠し撮り。 f:id:pazilatpanda:20190501200137j:plain 日本から来たよ。ラグメンうまいよね。と片言のウイグル語で公安の皆さんの機嫌をとる。 何事もなければみんなニコニコと親切です。 パスポート有効期限の「OCT」が分からないらしく聞かれる。10月ですよ。

百度地図で現在位置を見てると、なんだか砂漠公路とは違う方向へ。14時過ぎに洛浦という町のバスターミナルに到着。ここで3人乗ってきました。 f:id:pazilatpanda:20190501183126j:plain 1人は小さい女の子。

ほんとに単にホータンからの客がいなかったということ? いやまさか。

14時半に洛浦を出発。乗客は計6人。

やっぱり地図上は、砂漠公路じゃない。ニヤの方に向かってる。チャルチャン、チャルクリクの方をぐるっと回っていくのか?

15時半。二つ目の公安検査場。 「身份証?」と聞かれて、「护照(ふーじゃお:パスポート)」と言っても、私の発音が悪いのか、ウイグルの検査要員のみなさん、よく分からないみたい。まじまじ見て、「おぅ、ぱすぽーと」と言われてハッとしました。

そうか、わざわざ中国語で言わなくても、ウイグル語では「パスポート」で良いのか。 中国語で話してたからうっかりしてたけど、地名も「喀什(カーシー)」とか「和田(フーティエン)」とか中国語読みしないで、ふつうにカシュガルとか、ホータンっていって良かったんだ。 これまでお互い損してました。

私のパスポートと、運転手さんの免許を、両面コピーにしたものを5枚渡される。この後の検査場で要求されたら1枚ずつ渡せとのこと。あら、慣れてるね。しかし、公安検査があと5箇所はあるということか。

運転手さんに砂漠公路じゃないの?と聞いたら、代わりに公安が砂漠公路だよと答える。砂漠公路は縦に2本並んであるみたいだから、もう1本を行くのかな。よく分からん。

f:id:pazilatpanda:20190501183313j:plain 普通は左側のアラールホータン砂漠公路からクチャ経由で行くはず。 右のタリム砂漠公路で輪台に行くのか? まあどっちでもいいけど。

策勒で1人降り、バスはさらに東へ。

途中から乗ってきたお兄さんが、ナンの良い匂いをさせてる。いいなあ。ターミナルで買った私のナン、石みたいにカッチカチなんや。

ひとかけくれました。 f:id:pazilatpanda:20190501183337j:plain

わー。ラハマット(ありがとう)。 まだ温かいし、耳の部分に羊肉が入っていておいしい。水もくれると言ったけど、持ってますと遠慮しときました。食べ物をくれるのはいい人。 時刻は16時半。新疆時間で14時半。おやつタイムだったのかな。

おとついの高速と違って路が悪い。 f:id:pazilatpanda:20190501183417j:plain

今のところ高速はホータンが終点。ただ、延ばす計画はあるみたいです。

3つ目の検査場。 そういえば、バスには子どもも乗ってるんですが、子どもは降りて検査受けなくていいみたい。 ウイグル以外に、身分証を忘れた漢族も来るけど、公安はヒラヒラと手を振ってそのまま通らせる。なんだこの差は。

私のせいで行列ができているが、もう謝らないぞ。私のせいじゃねえや。

菅野美穂似のウイグル美人により、30分くらいかけて検査終了。コピーあってもあんまり所要時間変わらない。 これ夜中に検査場通る場合、起こされるのかな。めんどいな。 f:id:pazilatpanda:20190501183508j:plain

続く