天津航空のダイバート(到着地変更)
今回の旅行記内でパラパラと書いていた、天津航空のダイバート(到着地変更)について、あらためてまとめて書きます。
いつか誰かの役にたつかもしれないので。
ちなみに私は、
・チケットは天津航空のHPから購入
・同じ天津航空の別便に乗り継ぐ予定
だったので、話が早かったのだと思います。
結論としては、問い合わせメアドTJAFEEDBACK@TIANJIN-AIR.COM に、必要事項を記入して送信、がベストアンサーになるかと思います。
状況が少しでも違う場合は、全く参考にならないかと思いますが、せっかくなので詳しく書いておきます。
2019年5月のGW、私は本来なら、
羽田→(天津航空)→天津、
天津→(天津航空)→ウルムチ、
と乗り継ぐ予定でした。
しかし、最初の羽田→天津において、天候不良のため到着地変更が発生。天津ではなく鄭州に着陸しました。
機内で説明があったようなのですが、ぼんやりして聞き逃していたらしく、まったく状況がわからない状態。
てっきり天津についたと思い込んで飛行機を降り、ウルムチまで乗り継ぐために、国内線出発ロビーに移動しました。
チェックインのために天津航空のカウンターを探すも、どこにもない。構内図を見て、やっと、ここが天津ではなく鄭州だと気付きました。
そういえば、ターンテーブルの先で、人が固まってたけど、あれはひょっとしてなんらかの説明があってたのか?
私はすべて手荷物で持ち込んでいたのであまり気にせず、さっさと出てきてしまったので、スルーしてしまったのかもしれません。
到着地変更は初めての経験で、状況がつかめずしばし呆然。数分間、文字通り右往左往していました。
しばらく待てば天津航空が代替便を用意して、ここ鄭州から本来の到着地である天津に連れて行ってくれるかもしれません。
(実際、後でもらった遅延証明書には、9時間遅れで天津についた旨が記載されていました)
でも私の最終目的地は天津ではありません。天津→ウルムチ、ウルムチ→カシュガルという乗り継ぎに、できれば間に合わせたいです。
予約していたホテルをキャンセルするのも嫌なので、自力で鄭州からウルムチまで行くことにしました。
今すぐ行ける鄭州→ウルムチ便は、南方航空で4万円ほど。すぐチケットを買って乗り込んだため、当初予定していたウルムチ→カシュガル便にも、ギリギリ間に合いました。
とっさの判断でしたが、その後予定通りカシュガルのホテルにチェックインでき、何事もなかったかのように旅を続けることができました。よかった。
(まあ、そのためにたっぷり時間ができ、おかげで公安のパトカーに乗せられたりすることになったんですが、それは別ページに書いてますんで省略)
で、いろいろとありましたが、新疆旅行が終了。
ほんとは帰国後に落ち着いてから返金の請求をしようと思っていましたが、対面の方が話が早いだろうと、帰りに経由する天津空港で、交渉を頑張ることにしました。
まずは天津空港で天津航空の窓口を探します。
国際線ターミナルには無く、国内線ターミナルにありました。
その窓口で事情を説明。
(1)到着地変更のために乗れなかった、天津→ウルムチのチケット代を返金してもらえないか
(2)保険会社に提出するために、証明書を発行してもらえないか
上記2点について。下手な中国語ですが、メモを見せながらなので、何とか通じたようです。
証明書はその場で書いてもらえましたが、「返金については、チケットを購入した会社に相談してほしい」とのこと。
天津航空の公式サイトから購入した旨を伝えると、「天津航空のHPに問い合わせのアドレスとか、問い合わせフォームとかがあるんじゃないかな? そこから連絡して」とのこと。見たけどわかんなかったよ、と伝えると、「なら問い合わせ窓口に電話してほしい」ということでした。
日本のスマホしか持ってないので電話を借りたい旨を伝えると、カウンターの固定電話から掛けてくれました。
しかし相手が出たらそのまま受話器を渡されます。全然手伝ってくれない。。。
中国語下手なので、電話を通して説明するのは大変なのですが、何とか言いたいことは通じたようです。ただ、パスポート番号のアルファベットが、何度言っても通じません。「T」と言いたいのですが、EやPと聞き間違えられます。
カウンターのお姉さんにお願いして、パスポート番号だけ伝えてもらいました。
私の中国語力の問題で、電話口での説明は結局、何を言ってるかあまりよくわからなかったのですが、要するに、あとはメールで連絡する、とのことのようです。
メールアドレスの説明は、最初から諦めて、またカウンターのお姉さんを頼りました。
お願いすれば助けてくれるのですが、なかなか率先して手助けはしてくれないですね。。。
その後メールが来て、問い合わせ用のアドレスが示され、以下の必要事項を記入してメールを送るように書いてありました。
・乗客の情報
・チケットの情報
・自発的な返金か、非自発的な返金か
・非自発的な返金の場合は、関係する証明書
とのことです。
Google翻訳に頑張ってもらって事情を書き込み、最初の予約確定時に受け取ったメールをを貼り付けるなどして、何とかメールを送りました。
「関係する証明書」は、遅延証明書などでしょうが、今回は同じ天津航空同士での乗り継ぎなので不要でしょう。
数時間後、「約1万円を、チケット購入時のクレジットカードに返金する」というメールが来ました。やったー。
少ない額ですが、格安のチケットだったため、全く帰ってこないことも覚悟していたのでちょっと嬉しいです。
並行して、旅行保険会社にも関係書類や遅延証明書を送付。こちらもうまくいけば少しだけ帰ってくるはず(私の契約では1万円ぽっきりの予定。今は返事待ち中です)。
→追記:無事1万円戻ってきました。やったー。
調べたところ、天津航空には日本語の窓口もあるようです。
http://kukou.info/blog/archives/5271
「運営時間は北京時間の08時~20時(日本時間の9時~21時)となっている。電話番号は中国国内からは95350で繋がった後に7を選択、中国国外からは+86-10-95350でやはり繋がった後に7を選択するとホットラインに繋がるとしている。」
とのこと。
実は、天津空港のカウンターの前で検索して、上記の存在に気づいてはいたんです。
しかし、カウンターのお姉さんに、「日本語の窓口あるみたいなんでできればそこに」と言ったんですが通じてなかったようで、普通に中国語窓口にかけられてしまいました。
上記はちょっと古い情報であり、また公式のWechatを引用したものなので、本当に今でも日本語窓口につながるかどうか分かりません。
が、中国語での電話説明は、よっぽど上手い人以外はしんどいと思うので、もし、同じような目にあっている方がいらっしゃったら、試してみてください。
(そして結果を教えていただきたい)
あと、天津航空に電話して知らせてもらった、問い合わせ先のメールアドレスも、参考までに。
検索したら下記に載ってました。
https://global.tianjin-air.com/AU/GB/CTUS
中国語版サイトではなく、英語版のグローバルサイトに載ってるアドレスなので、英語のメールでも通じるのかもしれません。
もし同じような目にあった方がいたら、ぜひがんばって、お金を取り戻しましょう。
ちなみに、帰りの天津航空便は2時間遅れでした。
安いけど、もう乗らない!